
製品の精度も、自分自身も、もっと磨いて目指す姿へと近づきたい。
新卒黒木 翔馬
2021年入社
加古川事業所 製造部 製造課
PROFILE
工業高校を卒業後、新卒入社。浄水や脱臭、排ガス対策などに幅広く用いられる活性炭の製造業務にあたっている。特技はテニス、趣味はバイク。休日には友人たちとツーリングを楽しむことも。

入社のきっかけは?
神戸製鋼グループの傘下で福利厚生や給与・賞与などの待遇面が充実していたこと、そして自宅からの距離の近さが決め手となり入社しました。通勤時間は自転車で10分。通っていた工業高校が遠方で毎日の通学に苦労した経験があったため、通勤に時間が掛からないというのは私の中で重要なポイントでした。
入社からこれまで一貫して活性炭の部署に所属しています。常昼(日勤)勤務からスタートし、現在は三交替勤務に。比較的年上の方々の多い部署ですが、新たな作業を担当する度、その業務に精通している先輩が付いて指導してくださるので安心感があります。活性炭づくりは奥が深いため、入社して3年ほど経った今でも、周囲の皆さんの力を借りながらまだまだ勉強中です。特段小さい頃からものづくりが好きだったといったタイプではなかった私も、日々楽しみながら仕事に取り組めています。

現在、担当されているお仕事の内容を教えてください。
先輩と2人1組のペアになり、活性炭を製造する機械の見回り・メンテナンスと、焼き上がった活性炭を機械から回収する作業を分担して業務にあたります。見回りは7階建ての建屋にある数種類の製造機械すべてを担当するので、なかなか体力の要る作業です。それぞれの機械が正常に稼働しているかをチェックしながら、失活炭とよばれる使用済み活性炭を再利用するために、焼成準備と焼成も同時並行で進めます。一方、焼き上がった製品の回収作業は1階のみでおこないます。完成した炭を「フレコンバッグ」と呼ばれる大袋に集め、フォークリフトで倉庫まで運ぶ作業を何度か繰り返せば終了、といった比較的シンプルな内容です。どちらの作業を担当するかは日によって変わり、製品の回収をおこなう場合はいつも休憩前には作業を終え、見回り・メンテナンスに合流しています。

入社して成長したと感じる点と、やりがいを教えてください。
入社して間もない常昼勤務の頃、出荷業務を担当していたときのことです。実はもともと、初対面の方と話をするのがあまり得意ではありませんでした。ですが、出荷用トラックに完成品の活性炭を積み込む作業を通じて、配送ドライバーの方とやり取りを重ねるようになってからは、次第に人とのコミュニケーションに対して前向きになれるようになっていきました。ドライバーさんをはじめ、仕事で関わる皆さんが気さくな方ばかりだったというのも理由として挙げられますが、人見知りを克服できたことは自分にとって大きな進歩でした。
やりがいを感じるのは、やはり質の高い活性炭が完成した時です。製造を担う私は出荷先のお客様や製品をご利用いただく方のお声を直接伺うことはできないものの、自分の作った活性炭が浄水や環境保護など社会のいろんな場面で役立っていると考えると嬉しくなります。焼き上がった活性炭を機械から回収する作業の際に、完成品を直接目にできるのも、達成感につながっています。

これからの目標を教えてください。
MCエバテックでは様々な形状の活性炭を製造しており、製造機械の種類も複数あります。そのため見回り・メンテナンスのポジションでは、私はまだ覚えきれていない作業がいくつもあります。それらを一日も早く習得し、一人前の技術者として活躍したいと考えています。いずれは班長を任せてもらえるようになるのも目標のひとつです。ある班長は私の2歳年上と年齢こそ近いものの、技術面をはじめ尊敬する部分ばかり。とくに考えをハッキリと発言される姿にはまだまだ敵いません。いつかは先輩に追いつきたいと、自己研鑽の毎日です。製造のスキルや知識はもちろん、人間力も高める努力を、これからも重ねていきたいです。
一日の流れ ONE DAY
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15:00
出勤
出勤後、ペアの先輩と打ち合わせをします。
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15:15
製品抜き
この日は活性炭の製品抜きを担当。
フォークリフトでの倉庫への運搬もおこないます。 -
17:30
見回り・メンテナンス
製品抜き完了後、メンテナンスに合流します。
1階から7階まである建屋を先輩と手分けして回ります。 -
18:00
休憩
よく食べるのはカップ麺の大盛りシリーズ。
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19:00
見回り・メンテナンス
メンテナンス作業を再開します。
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22:20
退勤
業務終了です。お疲れさまでした。